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2012.12.11【自宅に使う丸太伐採見学ツアー】

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【自宅に使う丸太伐採見学ツアー】
 この冬一番という寒波に包まれたこの日、山の中の気温は1℃未満でした。しかし山の中までは風が入らないので少し歩くとちょうどいい感じでした。
ご参加されたご主人が上空を見上げ『以外と木ってゆれているんや〜』そうなんです、林の中に入ると気づくことがたくさんあるのです。

 見学会は小さなお子さんとでも一緒にご参加して頂ける、伐採現場付近にまで車道が着いているところです。山田林業さんが目指す『間伐林業』は、路網と言って山中に適切な車道を造り、少数の木を持ち出せるのようになっているのです。

 山田さんから山の話や木の話を少し聞いた後に、私たちが希望する樹種とサイズを伝えました。『これなんかどうですか?』何本もの中から選び出し今回は4本を伐り3本を使うことにしました。
 さていよいよ伐採です。若手のきこり君が伐り倒す方向を慎重に選び、受け口を切り込んで行きます。今まで静かだった山中にチェンソーのエンジン音が『ヴォーン ヴォーン』と響いています。受け口ができると反対側にチェンソーを入れ“矢”を打ち込んで行きます。『コーン!コーン!』すると狙った方向にその木はゆっくりと傾き始めます。周りの木の枝とふれあいながら『ガサガサ、メキメキ…..メキメキ……..ズドォーン!』樹齢50年生の桧が見事に切り倒されました。
 切り株の年輪を数えたり、香りを確かめたり、記念撮影などしながら楽しみました。
 この丸太が我が家を支える梁となるために、大工が刻み新しい命を吹き込んで行くのです。50年生きてきた神河の地より姫路市内の地に場所を代え、また生きてきた年数と同じぐらい家として生きて行くことでしょう。
 リビングから見上げるとそこには、木を植えた人、木を育てた人、木を伐った人、そして木に新しい命を吹き込んだ人のそれぞれの人の顔が見えてくるようです。
 素敵な空間で健康的な暮らしをして頂けるよう『山の見学会』は、ハヤシ工務店からのご提案です。
 ご参加ありがとうございました。感謝^0^