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2011.08.06新築&リフォーム&リノベーション~住まいづくりのプチポイント vol.12

コラム

クロワッサンは、お好き?

神戸には美味しいパンを売っているお店がたくさんありますが
クロワッサンの美味しい(私好み)お店は少ない・・・

私が好きなクロワッサン~外はパリッと、中はフカフカで穴だらけでないもの。

映画『プリティ・ウーマン』の中でジュリア ロバーツ演じる女性が
食べているクロワッサン。

元町にあるパン屋さんのクロワッサンは、一つ一つ紙袋に包んでくれて
それをそのまま冷凍にして、食べる時に自然解凍。。。
焼きたてのクロワッサンがいただけます!
=(^0^)=

今日は、『介護保険で給付される対象工事について』お話します。

どうぞよろしくお付き合いください。木戸

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前回は、介護保険に関連のある「福祉用具」の一部をご紹介しました。

今回は、家をバリアフリーリフォームする際に

支給される「介護保険で給付される対象工事について」

住宅改修の全般ではなく、高齢者が自立して暮らすための改修や
介助者の負担を軽くするための改修が対象となります。

工事種別は、以下の通りです。

 1.段差解消
 2.手すり取り付け
 3.引き戸等への扉取り替え
 4.床材の滑り防止のための床材変更
 5.洋式便器への取り替え
 上記1~5に伴う付帯工事も対象になります。

では、それぞれを具体的に考察してみましょう。

1.段差解消:車いすでの移動を想定
       歩いて「つまさき」でつまずかないように。

   住宅には様々な段差が存在します。
   
  ・洋室と和室は畳厚さ分の上がり
  ・扉の下にある敷居(くつずり)
  ・浴室やトイレの段差
       ↓
  これらの段差を解消するために、改修工事での床の重ね貼りや
  擦りつけ板(断面が三角)、すのこなどもある。

2.手すり取り付け:手すりの形状・太さは様々

   使用する場所で最適な手すりを選びましょう。

  ・玄関、廊下、トイレ、浴室、寝室など
       ↓
  I型やL型を適宜に使い、取りつけますが
  体重をかけるので、下地が大切なポイント
  下地がない所に取り付けると、大変な事故につながります。

3.引き戸等への扉取り替え:現状開口部のままでも可能

   片引き戸は引き込むスペースも必要です。

  ・寝室やトイレ、洗面などの片開き戸
       ↓
   引き込むスペースがあれば片引き戸に。

4.床材の滑り防止のための床材変更:移動をスムーズに!

  ・各部屋のほかに、室内階段の滑り止め材取り付けも。

5.洋式便器への取り替え:和式便器からの変更

   取り替え時に限り、洗浄便座も含まれます。

  ・洋式便器の種類は様々なものがある
       ↓
   例えば、タンクのなしで介助スペースがとれる便器など
         

上記は一例にすぎず、実際には現場によっていろんな改修方法が
とられています。

当然これらの取り替えや取り付けにあたり、工事で下地を作る場合も
改修対象となります。

ただし、工事金額20万円(税込)の9割を支給してくれるのですが
実際には、すべては賄えないので優先順位を決めなければなりません。

できれば、高齢になる前に40~50歳代(少しゆとりがある時期)に、
将来を想定して、準備したいものです。

自宅での生活を続けるために、住宅改修やデイサービスなどを最大限に
利用し、楽しく日々を暮らす。
それを目標に、一人一人が自らの将来を
設計することが必要な社会になってきています。